2011年9月26日月曜日

LB200のカリウム40関与

LB200はカリウム40を拾ってしまい、セシウム134、137数値に合算してしまいます。ただし、カリウム40 1gが30.4Bqの放射線を出すのに対し、LB200は2.5Bq程度にしか拾ってこない、とマニュアルにあります。
これに従えば、食品成分表からカリウムの値を抜き出してkg単位に変え、含有量に2.5をかけてでた値をLB200の計測値から引いてやればいい、ということになります。

むけれども、そのカリウム含有量にしてみても、成分を組み合わせて人工的に創り上げる粉ミルクなどの場合は、カリウム濃度が一定なのに対し、動植物については成育環境の違いによって差異があると考えられます。
ですから、カリウム関与の値も非常に不確かなものとなります。

スペクトルの出ないLB200の大弱点です。

ですから計測したデータも
22Bq/kg ±18 ただしカリウム40の関与が考えられる・・・とか
22Bq/kg ±18 ただしカリウム40が5ベクレル関与していると考えられる・・・
といった表現にせざるをえません。

LB200におけるカリウム関与 右が考えられるカリウム関与の値です


LB200カリウム含有量関与計算ファイル